今回は、日本でもニュースに取り上げられたり、今後大きな問題となってくる空き家問題について、参考事例を紹介させて頂きます。今回紹介するものは、少子高齢化などの問題により合併してしまい、使われなくなってしまった高校の校舎をリノベーションした事例になります。
校舎のリノベーションとは?
出典:googlemap
今回紹介する舞台は長野県飯田市座光寺にある、飯田工業高等学校の跡地になります。(※飯田工業高等学校と飯田長姫高等学校が合併し、現在では、元飯田長姫高等学校の校舎が使われおり、学校名も長野県飯田OIDE長姫高等学校という名前に変更されています。)←どうでもいいですが、今は無き飯田工業高等学校は私の母校でもあります笑
では、広大な土地がある校舎は現在、どのような活用がされているのでしょうか?
・一部のエリアをテナントとして飲食店やショップの誘致
・大学のキャンパス
会議室・ホールの貸し出し
元々の高校が工業高校ということもあり、校舎内の教室数はかなり多いため、教室を会議室にリノベーションをし、レンタル会議室・ホールとしてイベント行事などに貸し出しを行なっています。公式ホームページを覗いてみると、企業や団体のイベントなどで今月もしっかり予定で埋まっています。(※各部屋をレンタルされる場合は専用サイトに会員登録する必要があります。)
テナントとして飲食店やショップの誘致
レンタル会議室・ホールだけでなく、地元の名産品を販売する「南信州まるごとショップ おいでなんしょ」、飯田市で人気のトンカツ屋「3びきのこぶた」があり、一般の方でも気軽に立ち寄れる施設となっています。3びきのこぶたのトンカツは衣がサクサクでお弁当としてお持ち帰りもできますので、おすすめです!
大学のキャンパス
この施設、他の事にも活用されていて、長野県の大学…「信州大学」の、南信州・飯田サテライトキャンパスが入っています。
ここのキャンパスでは、主に大学院生向けに2年制で航空機システム共同研究講座を行なっています。また、講義だけでなく実験室も併設されているため、実際に実験を行うことも可能です。
まとめ
以上が、飯田工業高等学校の空き校舎を利用したリノベーション事例の紹介でした。
飯田市は人口減少が進んでおり、今後も空き家が増えると思われるため、このリノベーション事例は今後かなり活かされるのではないのでしょうか。また、大学も女子短期大学以外の学校がないため、今回の信州大学キャンパス設置も地元で学ぶ学生の増加に繋げられると思いました。
自分の学んだ学校がなくなるのは悲しいですが、このような形で今後も活躍してくれるのは嬉しいことですね!
飯田産業センター公式HP:http://www.isilip.com/